小声で耳元で聞こえる声は、イジワルさ満載。


「……声、ちゃんと我慢して」

「み、みつく……っ」


喋ろうとしたら、すぐさま人差し指がトンッとわたしの唇に触れて。


「……ダーメ。我慢できないの?」

「そ、そうじゃな……っ」


「……俺が塞ぐの手伝ってあげる」

「んん……、」


すぐそばに先生がいるっていうのに。

瑞月くんはまったく手加減なし。


キスだって、さっきよりも深く何度も落として角度を変えて落としてくる。


声を出さないように我慢してるのに。


「ふ……っ、ぅ……」

「……ひよ、声漏れてる」


「みつ、くんがぁ……んんっ」

「……かわいー」


そんな刺激強くしないでって言いたいのに。


きっとバレるかバレないかを愉しんでる。


声を我慢してって言うくせに、キスも触れてくる手も声をわざと出させようとする触り方。