アウラの権能はもともと空間、位相のコントロール。
風のヤイバを作ったりする風魔法はアウラの権能の応用だ。そして今あたしの背にふんわりと広がっているアウラの羽。
これがたくさんのアウラが集まったアウラの上位存在、魔・ギア、アウラフェザーであるというのも感じてる。わかる。
アウラ達があたしの心にそう語りかけてくれているから。
そんなアウラフェザーの権能を解放する。空間をコントロールするその権能は、あたしの身体ごと別の空間に転移させることが可能。
最初アーサーがスネークドラゴンのブレスにやられたときは無意識に使ってたこの権能だけれど、今ではある程度自分の意思でコントロールできるようになった。
あたしは感知した魔力紋を頼りにその位相を把握し、アウラに託した。
あたしの周囲を構成する空間がグルンと裏返り、そして目標の空間と入れ替わる。
感覚としてはその目標まで跳ぶ、感じ?
一瞬だけ空間の裏側の狭間を感じ、そして目標に出現したあたし。
屋上の上空から下を見下ろすように現れた。
数人の黒尽くめの男女が集まって何かの機械? 箱? そんなものを操っていた。
アリア!
眠っているアウラを抱えている女性がいる!
やっぱり。ここで間違いなかった!
ああ、もしかしたらアリアはあたしと間違えられたのかもしれないな、そうも思う。アーサーを狙い襲ってくる奴らだ、聖女マリカの情報を把握していてもおかしくはないし。
そして。
アーサーに対しての人質にもなり得ると、攫ったのかも、だ。
どうしよう?
このまま突入してアリアに何かされても嫌だ。
たいていの怪我は治せるとはいえ、心に負った傷は治すのは難しい。あたしが突入することでアリアの顔に傷でもついたら……。
流石に傷つけられても寝ていられるほど強い薬とも思えない。
それによって気がついたアリアが痛みと恐怖に心的障害を負わないと誰が保証できるのか。
そんな危険は、避けなくっちゃ。
空中でそんな風に少し逡巡している間に、下の人間達に動きがあった。
「まさか! オート・マタが全滅、だと?」
「先ほどの衝撃音を最後に通信が途絶えました!」
大きな機械? の前でそんな会話が聞こえる。
「これ以上はまずいか? 撤退しますか?」
「聖女が手に入っただけでも収穫はあった。撤退だ!」
リーダー? の男がそう言いまわりの数名のが機械を片付け始める。
もう猶予はないかな。ままよ!
そうあたしが降下しようとしたその時、だった。
「君たち、誰の命令で動いてるの?」
そう空中にふんわりと現れた男性。真っ白な髪に真っ白な服。そんな、ちょっと不思議な雰囲気を纏った男性がその黒尽くめの男女の前に立ち塞がった。
風のヤイバを作ったりする風魔法はアウラの権能の応用だ。そして今あたしの背にふんわりと広がっているアウラの羽。
これがたくさんのアウラが集まったアウラの上位存在、魔・ギア、アウラフェザーであるというのも感じてる。わかる。
アウラ達があたしの心にそう語りかけてくれているから。
そんなアウラフェザーの権能を解放する。空間をコントロールするその権能は、あたしの身体ごと別の空間に転移させることが可能。
最初アーサーがスネークドラゴンのブレスにやられたときは無意識に使ってたこの権能だけれど、今ではある程度自分の意思でコントロールできるようになった。
あたしは感知した魔力紋を頼りにその位相を把握し、アウラに託した。
あたしの周囲を構成する空間がグルンと裏返り、そして目標の空間と入れ替わる。
感覚としてはその目標まで跳ぶ、感じ?
一瞬だけ空間の裏側の狭間を感じ、そして目標に出現したあたし。
屋上の上空から下を見下ろすように現れた。
数人の黒尽くめの男女が集まって何かの機械? 箱? そんなものを操っていた。
アリア!
眠っているアウラを抱えている女性がいる!
やっぱり。ここで間違いなかった!
ああ、もしかしたらアリアはあたしと間違えられたのかもしれないな、そうも思う。アーサーを狙い襲ってくる奴らだ、聖女マリカの情報を把握していてもおかしくはないし。
そして。
アーサーに対しての人質にもなり得ると、攫ったのかも、だ。
どうしよう?
このまま突入してアリアに何かされても嫌だ。
たいていの怪我は治せるとはいえ、心に負った傷は治すのは難しい。あたしが突入することでアリアの顔に傷でもついたら……。
流石に傷つけられても寝ていられるほど強い薬とも思えない。
それによって気がついたアリアが痛みと恐怖に心的障害を負わないと誰が保証できるのか。
そんな危険は、避けなくっちゃ。
空中でそんな風に少し逡巡している間に、下の人間達に動きがあった。
「まさか! オート・マタが全滅、だと?」
「先ほどの衝撃音を最後に通信が途絶えました!」
大きな機械? の前でそんな会話が聞こえる。
「これ以上はまずいか? 撤退しますか?」
「聖女が手に入っただけでも収穫はあった。撤退だ!」
リーダー? の男がそう言いまわりの数名のが機械を片付け始める。
もう猶予はないかな。ままよ!
そうあたしが降下しようとしたその時、だった。
「君たち、誰の命令で動いてるの?」
そう空中にふんわりと現れた男性。真っ白な髪に真っ白な服。そんな、ちょっと不思議な雰囲気を纏った男性がその黒尽くめの男女の前に立ち塞がった。
