あたしたちが泊まっているのは三階。そこまでとにかく階段を駆け上がる。
廊下は静まりかえってる。でもどうして? あれだけ大きな音だったのに、従業員さんが現れる気配がない。
ガシャガシャと階段を上がってくる金属音。急がなきゃ!
「僕はクラウディア達の部屋へ行く、マリカはアリア連れてきて!」
そう言うとアーサー、クラウディア達の部屋を蹴破って飛び込んだ。
あたしも自分の部屋の扉を急いで開け、「アリア!」と、叫ぶ。
でも。アリアの声がしない。気配も、ない。
お風呂入ってたっけ、と、お風呂場の扉を開けてみるけどそこにもいない。お風呂場はさっきまでシャワーを浴びていたのだろう濡れていて湿気が多い。
ああアリア、どこにいっちゃったの?
部屋は荒らされた様子がない、じゃぁどうして……。
少しだけ違和感。それはこの部屋に充満している匂い。
うっすらと、だけれど。どこか甘ったるいそんな匂いがする。
あたしは護身用の剣だけとにかく手にして、隣の部屋へと向かう。もう、どうしたらいいのかわからなくなってて。
「アーサー! アリアが居ないの!」
そう叫びながら中に入るとそこには床に横たわったクラウディアとコルネリアの姿があった。
クラウディアの顔を触るアーサー。
「二人とも無事だけど、眠り薬か何かかな、ちょっと起きそうにない」
ああじゃぁやっぱりこの匂い。
「どうしようアーサー」
「しょうがないな。これはこのまま逃げるってわけにもいかなそうだ。奴らを撃退するよ、マリカ、手伝って」
ガシャンガシャンと廊下に機械犬の足音が響く。
十はいる? けっこうな数。
旅館の人も他の客も皆薬で眠らされているのだとしたら、とにかくそんなに派手に魔法も使えない。旅館を壊してお客さんに被害を出すわけにもいかないよね。
あたしは自身の護りも兼ねてマジカルレイヤーを重ね掛けする。想像の魔法少女のようなそんな姿のマトリクスを纏って。
黒いゴスロリミニの魔法服。ひらひらのミニスカート、胸にはきらりと光るハートのブローチをつけて。
頭にはクリーム色のふわふわな猫耳、みーこの耳。そんなコケティッシュな姿に変化して。
アーサーは自分の部屋からとにかくドラゴンスレイヤーだけ持ってきた。服装まで気を使ってる余裕は無かったみたいだけど、とりあえずそんな状態で廊下に出て機械犬達と相対した。
ギャオン! と飛びかかってくる一体をアーサーが斬り伏せた所で残りの機械犬達が一斉に向かってきた!
廊下は静まりかえってる。でもどうして? あれだけ大きな音だったのに、従業員さんが現れる気配がない。
ガシャガシャと階段を上がってくる金属音。急がなきゃ!
「僕はクラウディア達の部屋へ行く、マリカはアリア連れてきて!」
そう言うとアーサー、クラウディア達の部屋を蹴破って飛び込んだ。
あたしも自分の部屋の扉を急いで開け、「アリア!」と、叫ぶ。
でも。アリアの声がしない。気配も、ない。
お風呂入ってたっけ、と、お風呂場の扉を開けてみるけどそこにもいない。お風呂場はさっきまでシャワーを浴びていたのだろう濡れていて湿気が多い。
ああアリア、どこにいっちゃったの?
部屋は荒らされた様子がない、じゃぁどうして……。
少しだけ違和感。それはこの部屋に充満している匂い。
うっすらと、だけれど。どこか甘ったるいそんな匂いがする。
あたしは護身用の剣だけとにかく手にして、隣の部屋へと向かう。もう、どうしたらいいのかわからなくなってて。
「アーサー! アリアが居ないの!」
そう叫びながら中に入るとそこには床に横たわったクラウディアとコルネリアの姿があった。
クラウディアの顔を触るアーサー。
「二人とも無事だけど、眠り薬か何かかな、ちょっと起きそうにない」
ああじゃぁやっぱりこの匂い。
「どうしようアーサー」
「しょうがないな。これはこのまま逃げるってわけにもいかなそうだ。奴らを撃退するよ、マリカ、手伝って」
ガシャンガシャンと廊下に機械犬の足音が響く。
十はいる? けっこうな数。
旅館の人も他の客も皆薬で眠らされているのだとしたら、とにかくそんなに派手に魔法も使えない。旅館を壊してお客さんに被害を出すわけにもいかないよね。
あたしは自身の護りも兼ねてマジカルレイヤーを重ね掛けする。想像の魔法少女のようなそんな姿のマトリクスを纏って。
黒いゴスロリミニの魔法服。ひらひらのミニスカート、胸にはきらりと光るハートのブローチをつけて。
頭にはクリーム色のふわふわな猫耳、みーこの耳。そんなコケティッシュな姿に変化して。
アーサーは自分の部屋からとにかくドラゴンスレイヤーだけ持ってきた。服装まで気を使ってる余裕は無かったみたいだけど、とりあえずそんな状態で廊下に出て機械犬達と相対した。
ギャオン! と飛びかかってくる一体をアーサーが斬り伏せた所で残りの機械犬達が一斉に向かってきた!
