ある日、俺はいつものように教室の端っこに お昼寝用の布団を敷いていた時、秀が近づいてきた 「はるくんいつもひとりでさびしそう! 今日からぼくとおひるねしよう!」 嬉しかった。些細なことだけれど、みんなの輪の真ん中にいる秀が話しかけてくれたこと、 一緒にお昼寝しようと言ってくれたこと 俺は涙ぐみながら力強く頷いた 秀は俺にとってのヒーローだ ひとりぼっちだった俺に手を差し伸べてくれた