セーラー服の君を想う
その他
完
9
- 作品番号
- 1621847
- 最終更新
- 2020/11/20
- 総文字数
- 3,151
- ページ数
- 9ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,403
- いいね数
- 9
2020.11.20 公開・完結
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この作品の感想ノート
依兎さま
読ませていただきました♪短かかったけれどその中にとても深い内容が詰まっていてとても考えさせられる作品でした。また、すごく感動しましたっ✨
これからも応援してます📣
依兎さま
こんにちは。
タイトルと表紙に惹かれ、本棚に入れさせていただきました。
とても少ないページ数の中に、あふれそうなほどの想いがつまっていて感動しました(涙)
「スカートのプリーツが花開くように広がる。」
その言葉が好きです。それはまるで、想太くんから見た光景なのかなと思うと、もっと好きになりました。
みんなに自由があり、それをいけしゃあしゃあと謳っているくせして、どこにも自由なんかなかったのかもしれません。思春期という個性を確立していく時期に限って、「なんでもいい」「好きにすればいい」と言いながら、枠組みを決めていた。決まっていた。花ちゃんと想太くんで、ちがっていたんですよね。
その花は、「かわいい」の一言は、君のものだったのに許されなかったのが、ずるいと、悲しいと思いました。
花ちゃんみたいに叫ぶことのできる人は、10代の子どもは、日本にどれだけいるんでしょう。きっとそんなに多くはないと思います。
大人になればなるほど知らないフリが得意になっていくけれど、真っ直ぐな気持ちをぶつけることは下手になる気がします。
花ちゃんの思い方がとても好きでした。赤いスカーフとプリーツスカートをおそろいにしてふたりが仲良く並ぶところを、心から見たいなあと思いました。
すてきなお話をありがとうございました\♡︎/︎
良いお年をお過ごしくださいませ。
*レビュー御礼*
Nia.様
この度は『セーラー服の君を想う』に出逢って下さってありがとうございます。Nia.様のレビューから溢れる言葉のひとつひとつが、優しく胸に響くようでした。
花の母親の言葉は、自身に向けての言葉でもあったのかもしれません。呑み込むように、言い聞かすように。その方がきっと、想太や想太の家族にとって生きやすいから。けれど花は、誰よりも想太の本当の想いを知っている。まわりの世界のことも理解はしているけれど、ままならない想いが、やるせなさが、悲しみが、納得をどうしても拒否してしまった。そして同時に、想太の気持ちを今一番大切にしたいと心から思ったから、走り出した。
Nia.様がそんな傷だらけの彼女たちに寄り添って下さったことが、何にも代え難い幸せです。Nia.様のレビューを読んで、新しく気がついたこと、改めて大切にしたいこと、教えて頂いた気がします。特に、花の母親の心情をも推し量って下さったことが、個人的にはとても嬉しかったです。
こんなにも優しいレビューを頂けて、決して生半可な気持ちで書かないという思いで執筆してよかったと、改めて思いました。Nia.様の温かいお心は、花や想太、あの小さな町の人々に届いていると思います。本当にありがとうございました。
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