一学期のテストも終わり、夏休みに向けてみんな浮き足だっているようだ。
クラスでも何して遊ぼうかと計画を立てたり、急に男子と女子が仲良くなったりしている。
私もクラスの友達と一緒にレジャー情報や可愛い水着特集が載った雑誌を見ながら夏休みを待ちわびていた。
「そういえば……夏休みは恋愛ごっこするのかな?」
真尋先輩を思い出しながらふと窓の外を見る。でも先輩は受験生だし、夏休みに私に構う暇はないかもな。
そう思うと……少し寂しい気持ちになった。
そして一学期の終業式の日、HRが終わり生徒会室へ向かった。でも今日は朝から怠いし何だか足取りも重い。
「穂花、何か顔色悪くない?」
生徒会室に着くと、先に来ていた優莉が私を見てそう言った。
「そう?確かに朝から何か怠いんだよね」
「風邪じゃない?無理しないようにね」
私達が会話をしていると真尋先輩と宮原先輩が生徒会室に入ってきた。
「早いね、お二人さん」
宮原先輩は私達に話しかけながら鞄を机の上に置く。真尋先輩は…何かこっちをじぃっと見ている。
「紗倉さん、具合悪い?」
「えっ……少し風邪気味ですけど全然大丈夫です」
真尋先輩、鋭いな。でも体調も全然大丈夫だし私はニッコリとして心配かけないようにする。
「ならいいけど」
その後、小谷先輩と森野先輩も来てみんなで話をしていると、何だか廊下がざわついているのに気づく。
クラスでも何して遊ぼうかと計画を立てたり、急に男子と女子が仲良くなったりしている。
私もクラスの友達と一緒にレジャー情報や可愛い水着特集が載った雑誌を見ながら夏休みを待ちわびていた。
「そういえば……夏休みは恋愛ごっこするのかな?」
真尋先輩を思い出しながらふと窓の外を見る。でも先輩は受験生だし、夏休みに私に構う暇はないかもな。
そう思うと……少し寂しい気持ちになった。
そして一学期の終業式の日、HRが終わり生徒会室へ向かった。でも今日は朝から怠いし何だか足取りも重い。
「穂花、何か顔色悪くない?」
生徒会室に着くと、先に来ていた優莉が私を見てそう言った。
「そう?確かに朝から何か怠いんだよね」
「風邪じゃない?無理しないようにね」
私達が会話をしていると真尋先輩と宮原先輩が生徒会室に入ってきた。
「早いね、お二人さん」
宮原先輩は私達に話しかけながら鞄を机の上に置く。真尋先輩は…何かこっちをじぃっと見ている。
「紗倉さん、具合悪い?」
「えっ……少し風邪気味ですけど全然大丈夫です」
真尋先輩、鋭いな。でも体調も全然大丈夫だし私はニッコリとして心配かけないようにする。
「ならいいけど」
その後、小谷先輩と森野先輩も来てみんなで話をしていると、何だか廊下がざわついているのに気づく。