それが君の口癖。

知り合った頃の君だけを愛していたわけじゃない。こんなふうに僕が苦しいのはきっと君のせいだ。

それ以外ないだろう?
それ以外、ないよ。

どうしてこんなにやるせないんだろう。
どうしてこんなに馬鹿みたいに夢中になって。

二度と会えなかったら僕はどうなるんだろう。
不意に頭の中をゆっくりと浸食していく。
君はやっぱり天性の罪人だ。

そんな目で見て、あんなに笑って、
信用させておいて、全てから逃げて。