「いえなにも」 「なんだよ言えよ」 「…大丈夫です」 「お前がじっと見てくる時は、なんか言いたいことがある時だろ」 …そうなの? 私は自分に問いかける。 …そうかもしれない。 「言えよ」 会長に言われて、私は呟く。 「会長は、お弁当じゃないんですか?」 すると、副会長と流奈さんが、ちらり、視線を会長に投げかけた。 一瞬の間。 …あ、この空気。 聞いちゃいけないことだったかも。 出過ぎたこと、聞いちゃったかも。 調子に乗るなって怒られるかもしれない。