まだ、どこにも、触れていない。 息がかかるほどの近い距離。 ゆっくり目を開けると、私を見据える会長の目が。 切なそうに、震えて。 だけど表情は崩さずに。 「なんでいつも抵抗しねーの」 こんな時は、強引じゃない。 本当は全然、俺様じゃない。 私のことばっかり、考えてる。 私の気持ちばっかり、いつも。 抱きしめたい。 私のものにしたい。