きっと、出ない。 きっと同じクラスの人たちと盛り上がっていて気づかない。 きっとお風呂に入っていて気づかない。 きっと、出ない。 膝に顔を埋めたまま、言い聞かせて呼び出し音を聞いていた時。 ぷつりと、その音が止んで。 『どうした未来』 その声が、耳元で聞こえて。 目から一筋、涙が零れた。 ああ、どうしてこんなに、胸がいっぱいになるの。