そんなことを考えて落ちこんでくる自分に、困ってしまう。 「京都って羨ましいよなあー」 そんな私の前で森川は呑気な顔で言って、お弁当箱からお米をたいらげた。 森川の大きなお弁当箱が妙に目につく。 前まで毎日当たり前のように見ていたから、気にならなかったけど。 「…森川のお弁当ってすごい大きいよね」 会長に渡しているお弁当の大きさを思い出して。 男の人って、これくらいないと足りないのかな。 「あー…大丈夫大丈夫、会長ならあれで足りるって」 森川が片手をひらひら振って、私に言った。