なんだか矛盾している気がする。 他人に興味のないひとたちが 他人を狩る、なんて。 “狩ること”が目的で それで助かる人の存在は、二の次……ということ? 「それでも。みんな、優しい人なんでしょうね」 「どうしてそう思うの?」 「そりゃあ……。思いやりがあるから。誰かに優しくなれるからこそ、子ども食堂をやっていけるわけですし」 「甘いね」 カイくんが、突然足を止める。 つられて立ち止まり顔をあげると カイくんが、わたしを冷たい目で見下ろしていた。 ……別人みたい。