「子ども食堂のはじまりは、東京にある店の店主が朝ごはんや晩ごはんを食べられない子の存在を知ったことがキッカケだと言われている」
たった一人のアイデアから始まったの?
「貧困を目の当たりにして、なにか自分にできることはないか。そう考えて、スタートさせたんだ。今では全国に広がっているんだよ」
「全国……!」
「ああ。地域住民や自治体等が主体となって開催していて、地元企業からの寄付に頼ったり近隣住民にボランティアを呼び掛けたり。多くの人の協力があってこそ運営していける。薄利どころか利益なんてないようなもの」
「なんだか。……大変そうですね」
「そうだね。うまくいかなくてやめてしまうことも、あるだろうし。中には目的を誤って利用する客に嫌気がさして辞めたってケースも」


