「おやすみなさいっ」

「“ご主人様”が。ついてない」

「あ……ごっ……ご主人さ……ま」

「超ウケる」

「え゛っ」

「僕のことは。【(カイ)くん】って呼んでくれていーよ」


こうしてわたしは

危なげな組織に

足を踏み入れることに、なったのです。