「とりまー。アンタの仕掛けたポンコツカメラ、こっちで把握済みなわけ。で、利用させてもらったから。ちな。アンタがこの子の観察してた気になってた映像。ほぼ作りモノでしたあ」
「……なんだと?」
「理解できないの? 自分がどんだけヤバイ状況かってことくらい。アンタの行動記録してるって言ってンの。たとえば。女の子にだけモザイクかけて全世界に配信できたり~?」
…………!
「はっ。……どうせ、ハッタリだ。君なんかにそんなことができるか」
「物分かり悪いオッサンに説明すんのダリぃんで。今すぐ公開してあげまーす。"ぜんぶ"」
「ま、待ってくれ」
まさか、あのときの。
カラオケ屋の店長さんを狩ったときに
一緒に動いていた、メンバーの子。
「うち。あんまり気が長い方じゃないんだよねえ」
小西さんがわたしから手を離し身を起こすと
悲しげな目で、わたしを見下ろした。
「これ。どういうこと?……裏切ったの? そよちゃん」


