「ちょっとはやいけど。休憩しようか」
「……え?」
「なんだか元気ないみたいだし」
「っ、すみません」
小西さんと出会って1ヶ月。
そのうち会うのは水曜日だけ。
あとは、スマホの他愛もないメッセージを少々。
けっして長いとは言えない時間を過ごす中で小西さんの人柄は伝わってきた。
「謝らないで。疲れちゃうよね。前回、けっこうな量の課題与えちゃったし。どのくらい解けた?」
「い、一応。ぜんぶできました」
「ほんとに? 頑張ったね」
これは……先入観なんかじゃ、ない。
そう思いたい自分がいる。
「もしかして。寝不足?」
「……実は」
昨日の夜、あまり眠れなかった。
どんな顔して小西さんに会えばいいのかわからなくて。
「そっか。カラダ全体にだるさあったりしない?」
「だるさ……ですか」
「うん」
「あ……ちょっとだけ。あるかも、しれません」
「それじゃあ。横になってみて」
――――?
「マッサージしてあげる」


