悩んでいても時間は過ぎていく。
けっして逆戻りしたりはしない。
だったら前を向くしかない。
そんなこと、わかっているつもりでも
わかりたくないこともある。
翌週の水曜日。
小西さんの授業を自室で受けていたわたしは、考えずにはいられない。
きっと近い未来
カイくんたちは
この人を不幸にしてしまう……と。
カイくんには、なにが見えているの。
小西さんのどこに怪物の要素があるの。
これまで見てきた――カイくんたちが狩ってきた人たち――怪物とは、ちがう。
それとも。
わたしがそう思うだけで
思いたいだけで
小西さんには、わたしの知られざる一面が……?


