「いつか。キミも、わかる日が来るさ」 ……なにを? 「狂った世の中で。戦う意義」 戦う……意義? 「まあ。ぜんぶ、僕のせいにしてくれていいよ」 「え?」 「どっかのお節介ストーカーが。勝手にキミの同級生に制裁を加えた――ってね」 ちがう。 「だから。もう。泣かないで」 優しく微笑んだあと ハンカチでわたしの涙をぬぐってくれる、男。 「さっき見たことは。僕のことは――悪い夢だと思って。忘れていいよ」