カラン、と
鈴の音が聞こえてくる。
「なにしてんだお前ら」
土屋さんだ。
買い出しから戻ってきたんだ。
「んー。チュウ?」
えっ!?
「バカなこと言ってねえで離れろや」
「あー。ママ、妬いてる」
「誰がやくかよ」
「キミには、つぐみちゃんっていうお姫様がいるもんねえ」
「つぐみ? アイツは姫ってよりは。孫みたいな感覚だな」
妹でも娘でもなく……
まさかの孫。
「そよちゃんが。おバカでよかった」
え!?
「僕色にしか染まらないもんねー?」
わたしが、いつ、カイくんの色に染まりましたか。
「キミは流されやすいけれど。ちゃーんと自分をもっている」
んんっ……? 褒めてもらえているの?
「僕だけのペットだっていう自覚。あるもんね」
ありません。
そんなの、ありませんから……!


