【完結】モンスター撲滅委員会



わたしが逆の立場だったら

初対面でこんな風に振る舞ったりできない。


おそるべし、敏腕家庭教師。


なんだかわたし

小西さんのおかげで受験勉強のやる気がぐーんと出てきたよ。


「――……とまあ。そういう計画で進めていこうか」

「はい」


受験対策のスケジュールをお任せして

小西さんにすべて組んでもらったあとは

雑談することになった。


小西さんは、とにかく話がうまくて

会話がとぎれることもなければ

わたしが返事に困るようなことは、一度もなかった。


初日からスパルタ授業とかなくてホントよかった。


「それじゃあ。次は、来週の水曜日に」

「ありがとうございました」


小西さんからすすめてもらった問題集リストの紙を眺めながら、考える。


初めて会ったのに身近なお兄さんって感じがしたなあ。


朝から夕方までは大学に通い

それから家庭教師をして

予備校でもバイトしているのだそうだ。


さっき本人が自己紹介がてら話してくれた。


立派だ……。