しがらみから解放されて自由になれた少女には どんな未来が待っているだろう。 「みんなちがって、みんないい」 カイくんが口にしたのは 金子みすゞさんの詩 「私と小鳥と鈴と」の、有名なフレーズ。 教科書にも載っていた。 「そんな詩を教育の場で学ぶ一方で。世間的には『普通』が求められ。けっして個性が許されなかったり。出る杭は打たれたりする。すごく矛盾しているよねえ」 「……いきなりどうしたんですか」