「ママぁ……」
「ママ言うな」
すごく怖かったけど
土屋さんがきてくれて、良かった。
「おい、ガキ」
つぐみちゃんに、土屋さんが声をかける。
「夕飯食ってけよ。今日こそぜったい美味いって言わせてやるから」
「あ、つぐみちゃんは。……その」
「あ? 俺の飯が食えねえってのか」
そうじゃなくて。
わたしのスマホにつぐみちゃんが書き記した言葉
つぐみちゃんが初めてわたしに伝えてくれたメッセージは
【いらない】
あれは、紛れもなく
つぐみちゃんのSOS――
「ていうか、土屋さん! なんでここに……?」
「買い出しだよ」
「買い出し……ですか?」
「そこの商店街にしかねえモンがあってな。ちょうどいい。付き合え」


