人をいたぶるのがカイくんの、たのしみ。
……本当に?
カイくんに、させていいの?
狩らせていいの?
こんなに憎悪を抱いた相手でさえ
いざこの手で苦しめられるかといえば
……そんなこと、なくて。
カイくんは平気そうに罰を与えてきた。
それを当然の報いかのように。
楽しむ素振りさえみせて。
少しも辛くならなかったのかな。
今だって本当は
誰もしないから自分がやるだけで
できればそんなことやりたくないんじゃ……
「スプーン使ってみるとか」
「スプーン……?」
「傷つけるより。くりぬいてみようかな。眼球」
――――!?
「お前。……その目玉どうすんだよ」
ずっと黙っていた土屋さんが、口を挟む。
「欲しい人にあげて活動資金増やすとかー。あ。持ってきたら調理してくれる? ママ」
「ぶっ殺すぞ」
「デザートにして出したら、誰も本物だとは思わずに食っちゃうんじゃないの。ははっ」
「何度も言ってるが。ここでモンスターの解体だの解剖だの。ましてや調理なんてぜってえにすんなよ」


