このひとが、りおなたちの仲間になってしまったと思った。
優しい言葉はウソだったのだと
結局わたしを守ってなんてくれないと
すべてを諦めかけた、その直後
【送ってくよ】
男は、わたしの手を掴んで歩き始めた。
(…………手?)
「これからは。存分に、青春を謳歌しなよ。はあ。中学生かあ。若いねえ」
「あ、あの!」
「んー?」
手、繋いでますが。
ナチュラルに。
知らないひとなのに!
「大丈夫」
「へ」
い……いつまで繋ぐんです?
「これで。よかったんだよ」
――――!
「やりすぎたかも、なんて。思わないで。これでよかった。法じゃ。あの子たちに、なんのダメージも与えられないから」


