【完結】モンスター撲滅委員会


「いくらなんでも。……そんな」

「ほんと、虫酸が走るよねえ。ハンデを与えた張本人が、何食わぬ顔をして介助にあたるなんて」

「気づいてあげられなかったんですか。誰も」

「表向きは教育熱心な母親に騙されてしまっていたか。あるいは、いち家庭の事情に関わっていられないと見捨てられたのか」

「……っ」

「小さな個人病院だ。下手に患者に虐待の疑いなんてかけられなかった。あの子の父親が、それなりの権力者なら余計に。カラダのアザなんて、子供ならすぐにこけて作る。そういうことにしちゃった」

「不自然です。鼓膜を破るまでの怪我だったんでしょう……?」

「まあ。トラブルは避けたかったんだよ。あの子に関わると損だって切り捨てた」