なにひとつ呑み込めないわたしは 家までの道を 知り合って間もない、奇妙な男と、並んで歩いている。 「キミの邪魔をするものは。排除されたよ」 あんなに怖かった相手が 憎んでさえいた相手が いざ目の前で苦しんでいる姿をみるのは 気分のいいものでは、なかった。 「ひょっとして、そよちゃん。僕のこと疑ったりした?」 「……え」 「ひどーい。最後まで信じてよ」