「おさなくても。こげます」
「まあまあ。僕に背中押してもらえるなんて、滅多とないよー?」
「ふひ落とされそうで怖いんですけど」
信じられない。
わたしが誘っても、乗らなかったのに。
「まさかー。そんなことしないよ? キミが顔に怪我でもしたら商品価値さがるし」
「そよ、なんでこんな男といるの」
わたしがなぜカイくんと、いるのか。
それは
知らないものを知るためであり
「気持ちいいかい?」
「……きもちわるい」
「えー。風があたって涼しくない?」
「帰りたいです」
サヨナラしたくなくて
踏み込んでしまったからで
「ふーん。どこに?」
ママのお店が
すごく、居心地がよくて
「ひとまず静かな場所に」
……ショウくんの居場所は、どこ?


