「忘れたの、そよ。オレにプロポーズしたこと」
「えっ!?」
「責任とって。オレが生まれたのは。ほぼ、あんたのせいなんだから」
ほぼ……!?
「ないわー。僕のペットの分際で。超優秀な期待の新人くんにツバつけるとかあ」
「つば……? いえ、わたしがショウくんのお嫁さんなんて。つりあいませんし」
って、そういう話であってる?
ちがう?
「遊びだったのか。やっぱ女はクソだな。死のう」
「な、なに言ってるのショウくん!?」
「ちょっとー。せっかく手間と金かけて仲間にしたのに。ダメにしないでよ」
「カイくん! なんて言い方してるんですか……!」
「大丈夫です。オレ、その人がサイコパスなの知ってるんで」
一人称がボクからオレになったとたん
「遊び、とか。そんなつもりは……ないよ?」
「待ってて。すぐ背も高くなるし。そっちからオレがいいって思わせる」
ずいぶんと男の子っぽくなったなあ?
「ははは。それじゃあ、たまにショウに貸したげるか。最優先は僕だけど」
「レンタルじゃなくて。もらいます」
「やだね」
わたしは、ものじゃないです。


