見ず知らずのひとを
信じるんじゃ、なかった。
もしかしたら助けてくれるって。
わたしを自由にしてくれるって。
期待するんじゃなかった。
…………ううん。
こんなときまで人のせいにするなんて
わたし、ダメだなあ。
こんなだからイジメられた。
万引きは
わたしが強ければ、断ることができた。
この場所にだって
呼び出されても来なければ、よかった。
わたしがなにをしたのって……
いうよりは。
わたしは、なにもしなかった。
もっとはやく
この子たちと戦えばよかった。
……死ぬ気で立ち向かえばよかった。
怖がってばかりいないで
勇気出せば、よかった。
もう
手遅れ、だけど――……
「安心したよ。キミたちが。清々しいくらいの、ゴミクズで」


