【完結】モンスター撲滅委員会



 ◇


「新しいガッコは、どうだい。ショウ」


カイくんは

タクミくんのことを


簡単に“ショウ”って呼んじゃう。


「バカばっかです」

「えー。進学校の特進クラスだよ? それに。お坊ちゃんだらけでしょ」

「試験でいい点数をとるのと人間性は別物ですから」

「ははは。その通りだね」



あの火事から数週間がたち

わたしたちがタクミくんと過ごした時間よりも

ショウくんと接する時間の方が、長くなった。


ショウくんは偏差値の高い男子校に

裕福な家庭の子供として通っている。


生まれたときから、ショウくんだったかのように。