まちがっても
【『救い』は。必ずしも、人と同じわけじゃないからね】
【切り捨てる。場合によっちゃ。親子で狩らなきゃなあ】
この子を消して救おうなんて、考えてないですよね?
「今。ラクにしてあげる」
「……はい」
「最期に言い残したことはないかい。タクミくん」
「ありません」
また、あなたのこと
信じてもいいですよね?
「そんじゃ。僕が。ひとおもいにキミを殺してあげるね」
カイくんが、
ポケットからなにかを取り出す。
それを
勢いよくタクミくんの脇腹に近づける。
「……っ!」
わたしは、
急いで2人に駆け寄ると
カイくんが手にもっているものを、掴んだ。
ダメだよカイくん。
こんなのちがう。
「タクミくんのこと刺しちゃダメ……!」


