男が りおなの方へ、ゆっくりと歩み寄る。 「ちょっと。こっち来ないでよ」 「そっか。近づいちゃ、ヤなんだぁ?」 「マジでキモいんですけど……」 後ずさりするも、 りおなたちの背後には壁が。 「こんなトコに呼び出すってのは。自分たちが何をしても見つかりにくいと同時に――“何をされても”見つかりにくいってことだよ?」 わたしを助けに来てくれた男の言葉に わたしまで、ゾクリとさせられる。 気味が悪くなってくる。