「そう気づいたからお前はアイツを選んだんだろ?散々迷ってたけど、俺と湊は最初から同じ土俵には立ってねぇよ。お前が颯希さんとあって俺のとこ来た時、兄貴としての俺を失いたくないから離れてほしくなくて来たんだろ?」
「はぁ?!」
「最初から、お前は俺のこと兄貴としてしか見てない。気づいてたからーー」
答え合わせのように淡々と言いかける健に、未茉は勢いよく抱きつき、両頬にぐっと手を当てて、唇をぶつけるようにキスしてくる。
「いってぇ!!」
だが、ごつん!!という音と共に跳ね返り未茉は歯を押さえて涙目になる。
「っーか、バカかお前歯を当ててくんな。」
「わ、わりぃ…口を開けるキスってうまくできねぇからよ。」
「ぷっ・・・・。あはははっ!!」
その未茉らしい言い方に健はヘタクソかと笑うから、未茉もつられて
「あはははっ」と声だして笑った。
「っーか、いつまでおめえは胸出してるんだよ」
「お前が脱がせたんだろーが!!」
「意外とお前感度がいいんだな。」
ニヤっと意地悪な笑みを浮かべた。
「感度?なんだそれ。」
「湊に聞いて見ろよ」
「は・・?っーか健兄ズボンの中になんか武器でも入れてんの?すげー固いの当たって痛かったぜ。」
「あー……お前・・・」
もう少し脅しておけばよかったかもしれないな。と少し後悔するのであった。
(何百回も一緒に風呂入ってれば、未茉にとって互いの裸なんて変わってないと思うだろうな。恥じらいもねーしな・・。こっちはブラジャーもちゃんとつけてんのみたら安心したな。)←しみじみ。
一生着けないんじゃないかとマジで心配だった健。



