TIPOFF!! #LOVE WINTER






未茉と別れたご機嫌な嵐は、スキップしながら午後の試合の為に、アリーナの福岡の控え室に向かってると、
「嵐。」
ちょうど目の前の愛知女子の控え室からエマが出てきた。

「おう!!エマ。午後からだろ?!試合」
「うん」
「昨日未茉との試合どうだった!?楽しかったろ?!」
「全然。」
「え・・・」
「嵐が言うほどの女じゃなかった。」
大したことなかったわ。とプイッとつまらなさそうに言うと、
「いや、アイツ不調だった。きっと次はお前のいいライバルになれるくらい覚醒してるはずだからよっ!!!」

「…ライバル?」

「俺、お前にマジで感謝するよ!!!お前のおかげでアイツちゃんと自覚してくれた!!」
嬉しそうに飛び付きエマに軽くハグをする。

「俺が何言っても聞く耳持たなかったけど、やっぱお前との対戦はいい薬になったぜ!!」
「…私は薬?」
「ああ!!お前も嬉しいだろ!?どこにいたってお前の相手になる女なんていねーし!ライバルいると楽しくね?!」

「それは相手次第だけど。」
「おお。いいね強気!」
何も分からず能天気に笑う嵐に、

「あなたの隣は誰にも譲らないわ。」

目を閉じて、背伸びをして嵐の肩と首に手を回し、
「I loveyou」
自然にキスをしてきた。

「!!?」
嵐は驚いて思わずエマを突き放す。
「え…エマ…!?」
「あなたもいい加減に自覚したら?私があなたを好きなことを。」

「えっ!?」
驚きのあまり思わずよろけながら後退りしてしまう。
「バイ」
クールに言い放ち、会場へと去っていった。