「未茉…」
そして翔真もーー、
約束通り空港から直行で来てくれた彼女の姿に顔をあげて驚いた。
「こんなとこで、そんな奴に負けるような男なんかをこのあたしの男になんかしてやるもんか!!!!」
「!」
メガホンではっきりと会場中に怒鳴りつけるように響きわたる強気な未茉に翔真は驚く。
「いいかぁ!?ソイツは二回もあたしに無理やりチューしてきたんだぞ!?二回もだっ!!!」
「「なっ・・・!!?」」
ギクリッ・・!となぜそれをっ!!!しかも今この場で!!と明らかに動揺する不破は、
「信じらんないっ・・・・!!」
ららの白い目もあり、
ーーゴンッ・・・!!!
放ったフリースローを二本とも大きく外した。
「「うぁぁ……外したぁあ!!」」
会場に動揺が走ると、
「クソっ!!黙れぇぇ白石ぃぃぃ!!」
不破は未茉の方を見て叫びながら溢れたボールへ走り出すも、
ーーパシッ!!と翔真が不破の上からリバウンドをもぎ取る。
「本当、ですか?」
じとっとした目で真実を問いただすように翔真はドリブルをしながら見つめると、
「ちっ・・ちげぇ!!おっお前が思ってるような、あっあアレじゃなくて!!!」
完全に動揺してうろたえる不破を睨むも、
「あっ…!!」
ーーダンッ!!!
不破をするりとドリブルで交わし、名古屋のセンター陣を蹴散らすように、翔真お得意のダンクが炸裂した。



