「はぁはぁっ…」
今まで見た試合の中で一番苦しそうな表情を浮かべコートに立つ翔真がいた。
対象的にフリースローラインに立つ不破は、もうすでに試合を決めたような余裕の表情を浮かべていた。
「弱虫ぃぃ!!!また怖じ気ついてんのか?!翔真!!」
ガンッ!!と二階通路と一階通路の柵に片足を乗っけて未茉はメガホンで大きな声で叫んだ。
「「「!!!」」」
フリースローの静寂の中、会場はみんな未茉の声に振り返り、
「「しっ…白石ぃ!!?」」
明徳ベンチサイドは未茉の姿に驚き、声を止める。
「白石!!帰国したの!?」
「いつの間に!!?」
応援に来ていた明徳女子も驚きの声をあげる。
「みっ…未茉!?」
マネージャーのららもベンチから立ち上がりその姿に驚く。
「「白石ぃ!!?」」
コートの上の三上も結城も驚いた。
「あ…アイツ…………!!」
これからフリースローを打とうとしていた不破もそのパンチのきいた登場に驚きを隠せない。



