「あっはははっ!愉快やな!残念やったな記者さん達。未茉はな、桐生やなくて湊に一番会いに行きたいんやて!!日本一の男やなくて東京一の男の方を選んで付き合うらしいで。」

「「しっ・・静香・・・!!?」」
リポーターのマイクを奪い取り静香は大声で話すと、

「なっ……!!なんですってぇ!?湊君と付き合うですってぇぇえ?!」
それを聞いていたジャイコも思わず身を乗り出してしまう。

「みっ…湊君がぁ…」
ポタッ。と震えながらジャイコが涙を頬に一滴流すと、

「あ、やばいな。」
このパターンを察知した名古屋第一軍団は、耳をふさぎだす・・。

「ちょっと何よそれマジ!?白石が湊君と付き合うの!?マジありえないっ!!!」
当然、聞き捨てならないと続いて芽以も我を忘れて身を乗り出して静香に問い詰める。

「みっ…みっ…湊君がぁぁあ…私の湊君がぁぁぁあっ!!!うぁぁぁあああーーん!!」

信じたくない衝撃事実を突きつけられたジャイコの大泣きに会場が揺れるほどの鳴き声が響き渡り、

「おわっ!耳がっ鼓膜がっ破ける!!」
「なんだなんだぁあ」
耐えられぬ喚き声に記者達も耳を塞ぎ、

「ちょっ……!!あんた達ぃ!!!」
何してくれてんの!!と神崎達は耳を塞ぎながらも真っ青な顔で止めに入り、言いたい放題の状態に取材陣のカメラはどこを写していいのか分からず、ごった返してしまう・・・。