ドンドンドンッ!!!!!
「エマあぁああ!!!」
鍵が閉まっていたので部屋の扉を勢いよく強く叩くと、驚いた顔でエマは出てきた。
「なんだよまた音楽聞いてこもってんのかよっ!!」
「…なに?」
あまりにも大声でドアを叩かれたので何かあったのかとも驚いていたが、
「飯!!焼き肉だぜ!!一緒に食おうぜ!!」
「No」
「NOじゃねぇだろ!!一緒に食うんだよ!!」
ガシッ!!と未茉はエマの腕を掴んで部屋から引っ張り出すも、
「食べない…」
「お前がいなきゃだめだろ!!みんなずっと一緒にやってきただろ!?一緒に食うぞ!!!」
「…ほっといて。一人でいたいの。」
強引に連れていこうと掴んだ手を振り払われた。
「ほっとかねーよ!!あたしはお前と食いたいんだよ!!」
「!」
「今は仲間だろ?最後の夜なんだから一緒に食おうぜ!!なっ?」
ニッと笑顔でもう一度引っ張ると、
「…!」
アメリカで同じセリフを言いながら自分の手を引っ張った嵐と未茉が被ってエマの目には映って見えた。
飛び抜けた才能を持った自分は周りとは一線を置かれていたエマをこんな風に連れ出してくれたのが嵐だった。



