TIPOFF!! #LOVE WINTER






「白石ぃいー!!」

がばぁあっ!!と鈴木が勢いよく飛び付き、ぎゅうっとありったけの力で抱き締め、
「ありがとう!!本当にありがとう!!」

「どういたしまして!!」
えへんっ!!と未茉が胸を張ってどや顔で言うと、

「こらっ…!そこは一応建前的にも先輩のおかげです。とか言うところでしょ?」
ぷっと思わず笑ってしまう鈴木は未茉と顔を見合せて笑い、しっかりと肩を抱き称え合う。


「はぁーい!!じゃあ明徳みんなでこっち向いて笑って!!」
そんな二人を囲むように、明徳部員全員が肩を抱き合うところへ、神様小倉記者達の掛け声と共にカメラが向けられる。


「あ、おい!!キタロー!!お前が真ん中だぜ!!」

ベンチの一番すみで一人不気味に泣き崩れるキタローを未茉が発見して呼ぶも、
「おっ・・おお…君は噂のオカルトマネージャー君だねっ・・」
やはりただ者ではない強い陰キャに小倉や記者達はビビるも、

「俺はいい…」
「お前が一番、チームの為に頑張ってくれたろ?」
にこっと微笑む未茉が前列へ誘導すると、
「そうね。北君が毎日一番早く来て、一番遅くまで私達の部活も健康面もサポートしてくれたわ。」
鈴木や三年部員達が優しく頷くと、

「もっと詰めて。」
前原が一番真ん中のスペースを開けて作り、感謝を述べた。

「ありがとう。マネージャー。」

「うっ……今まで生きてきた人生で一番尊き幸せ……」
真っ赤に充血させた片目をウルウルさせて再び泣き崩れるのを見てみんなは笑い出し、
「おい!笑え!!キタローっ笑顔だぜっ!!」
感無量のキタローの肩を抱いた未茉、そして一同は肩を組み合って、


「よぉーしっ!!明徳女子バスケ部!!おめでとうっ!!目線カメラこっちねっ!!」


ハイチーズ!!のフラッシュで明徳の女子バスケ部みんなでとびっきりの最高の笑顔で映った。