ピーーッ!!
そして試合終了のブザーが鳴り響いた。
明徳65対64大成
見事に明徳が勝利し、初の全国のウィンターカップへの切符を手にした。
「「うっ…あああああああああ!!」」
「勝った勝った勝ったぁぁああ」
「うそぉ…夢みたいうぁぁあ!!!」
明徳ベンチからは部員全員が泣きながら大歓声をあげて飛び出すようにコートの上の五人のもとへ抱きつく。
「矢野!!ありがとう!!」
鈴木も最後のリバウンドを取ってくれた矢野に感謝し、抱きつくと、
「おめでとうございます…先輩!!全国ですよ!」
夢のようなその実感のないたった今掴んだ現実を確かめるように背中を揺らし確認すると、歓喜の涙が溢れだす。
「「白石ぃぃい!!!」」
ベンチから見守ってた二、三年も未茉に勢いよくここぞとばかりに抱きつき、
「おっしゃぁぁああああああ!!!」
未茉は大の字ガッツポーズで二つの拳を天井へと高くかがげる。
「みっ未茉様ぁぁぁあ!!」
「「白石さぁぁあん!!」」
一年達も一斉に抱きつく。
「「うぁぁあーん!!!」」
もう失禁寸前の監督二人は信じられない現実にキタローを挟んで抱き合って喜ぶ。
「…お疲れ。」
ぱちんっ!と前原が未茉の手を叩くと、矢野もそっと叩いた。
「お疲れっす!!!」
二人の方からそんな風に示してくれたのは、初めてで、未茉は嬉しさで満面の笑みが溢れた。



