TIPOFF!! #LOVE WINTER





「インターハイも全国にも行けない、国体は初戦敗退?そりゃそうだろ。お前どんどん手つけられねーくらい下手になってくもんな。」

「うるせぇ!!!」
背を向け耳を塞ぎ、泣き叫ぶ未茉。

「全国ナンバーワン目指してる家系のどこのどこに男と遊び回ってる選手がいんだ?トップに立つ奴はなぁ、お前がこうしてる間にもなぁ、負けた瞬間からみんな血を吐くくらいの練習をしてんだよ。」

「……」

「嵐からも聞いたぜ?最近じゃボールじゃなくて男追いかけてんのが得意だってな。でもお前にはよくお似合いだよ。このヘタレが。早くやめちまえ。」

反射的に絶対未茉は掴みかかるのかと思ったが、何も反論することなく、走って店を出ていってしまった。
「!」
まさかの反応に驚く翔真も後を追って店を出ようとした時、


ーーパシーンッ!!!!

店内に響き渡る程の平手打ちを響かせたのは、神崎だった。
あまりにも唐突で怒りに任せていたからか、思わず颯希もよろけてしまう程だった。


「綾乃…!?」
「それでも兄貴なの!!?白石がどんなに頑張ってたのか分からないの!?」
「綾乃、なんで…こいつの肩なんか」
「追いかけて謝って!!謝んなさいよ!!」
「誰が。」

「…見損なった。何があったのか知らないけど、白石にそんなひどいこと浴びせる颯希とは結婚なんてできない!!」