「おい・・白石が笑ってるぞ・・この状況で・・・」
記者達は顔をひきつらせるも、楽しそうに笑う彼女の姿をとりあえずパシャパシャと写真を撮っておく。
「のみの心臓だからね。彼女は。」
神様小倉記者もクスクスと笑った。
ベンチもみんなで円陣を組み、
「「絶対に勝つぞぉお!!!」」
「「おおっ!!」」
すでに枯れ果てた声で明徳は叫んだ。
勝利を確信していたから笑顔だったわけじゃない。
本当は皆、口から心臓がでそうなくらいな緊張だったが…、三年は本当に嬉しかった。
ここに戻ってきて、このメンバーでバスケができたことが。
悔いなどないーー。
そして石井からのポストプレーで矢野を交わしてシュートにいくも、
ーーガツンッ!!
リングに音を立てて外れる。
「外れた…!!」
リバウンドを鈴木がすかさず取ろうとするも、静香に競り負けてしまい、
「田島さんや!!」
静香はやはり田島にアウトパスを送った。
「打たせるかぁあ!!」
ファウルを取られないように冷静に未茉も高くジャンプし、そして鈴木も駆け寄り手をあげて邪魔をするも、
田島はシュートは放った。



