TIPOFF!! #LOVE WINTER





「大丈夫だ。落ちつけ。」

大成ベンチは、田島の一言で一瞬にしてその動揺は静まっていた。
「あの一年…村越が勝負を決定づける程の選手ではない。惑わされずいつも通りに大成のバスケをやってれば必ず勝つ。」
「「はい!!」」


(…田島。ちゃんと立て直し方を分かってるな。さすが強豪校を引っ張ってきたキャプンテンシー。)
T.Oで会場に来ていた神崎が2チームを遠くで見守りながら頷いた。

「あ、お姉ちゃん!」
「実湖…!なんでここに。」
そこへ制服姿でマイクを持つ実湖が手を振りやってきた。

「へへっー!仕事で私wintercupの公式応援女子高生ナレーションに決まったの♪」
「手広くやってんのね。」
「まぁね!お姉ちゃんと健君のチームをインタビューできなくて残念だけど。どう?ずばり、この二チームの勝敗の行方は?」

ちょうどやってきたテレビを前にマイクを神崎に向けると、

「確かに明徳の村越の上手さは本物だけど、この勝負の明暗を左右するのは、間違いなく白石と田島よ。」
「なるほど…」


(さぁ白石、果たしてお前は強豪校を破りチームを勝たす力を身につけたかな?)
視線を落とし鋭い目でコートを見つめた。

(この一年のーーお前の進化は、東京ナンバーワンエース止まりか?否や。
この勝負で問われる…!)


「三年間一人勝ちだった田島をその手で倒してからまず東京新時代を手にいれるのよ。」