TIPOFF!! #LOVE WINTER





「なんやて!?こんな見たこともない一年なんかスタメンに入れてうちに勝てる思うてるんか?!しかも引退した運動不足の三年まで入れてうちら大成を舐めてとんのか!?」

「ああ。ベロ舐めだな。」
どや顔で未茉が言い放つと、

「べ・・・!?ふんっ!!うちら大成のBIGプレーヤーとは違って相変わらず選手層が薄いとこんなわけわかんやっちゃださなあかんねんなっ!!愉快愉快や」
ぶっあはははっと静香はまた高らかに笑いだすと、

「君達・・いい加減にしなさい。公式戦の決勝だよ?ブザー前とはいえ、場をわきまえなさい。」
審判に怒られる始末に、
べしッ・・!!
両キャプテンからは無言の叩きを食らわされる。


ピーーッ!!!
試合開始のブザーが鳴り、ジャンプボールは大成から始まる。
「「ナイシュー!!」」
そして田島のゴールで早々に先制点を許した。

(うまい…相変わらず)
目が覚めるような、鮮やかなシュートに鈴木はまた肌でこの上手さを思い出す。
三年間、歯が立たない彼女のプレーに。