「あれ…沙穂?」
すでにコートでは大成の面々がアップをしていたが、引退したはずの鈴木の姿に田島は驚いた。
「久しぶり。今日は宜しく。」
両者因縁の対決に鈴木は握手の手を差し出すと、田島はその手を握り返し、
「二度も負けに来たの?」
相変わらずの毒舌を吐いた。
「バカね。リベンジよ。」
「へぇ」
「最後に勝つのは、いつも私じゃなかったっけ?」
さらりっと長い髪をかきあぐながらどや顔で言い放つ。
「「うっわ!!怖ぇえっ!!」」
それを見ていた未茉と静香は声を揃えてビビっていた。
「あんなマイクなんかを巡って火花バチバチとかマジ笑える!!」
あはははっと未茉が大声で笑うと、
「ほんまやな!!あんなギザ男のどこがええのかうちにはさっぱり分からへん!!」
「なぁ!」と顔を見合わせて大声で笑い合う二人に、
「あーアイツら殴りたい・・・。」
「殴るなら喜んで協力する・・。」
丸聞こえだった田島と鈴木は怒りをこらえながら未茉達を睨んだ。



