「神崎さん、私からもお願いです。ホテル回りとかでも少しでいいんで、気分転換に外歩きたいです。」
盛り上がる美容組は無視し、田島からも神崎にお願いしてみると、

「分かった・・・。分かった・・・。今日午後少し時間が貰えないか原監督と掛け合ってみるから、とりあえずバスに乗りなさい!」

「「いっやったぁぁぁあああ!!」」
未茉は大ジャンプをして大喜びするも、
「まだオッケー出てないからっ!!」
そんな冷静なツッコミも無視し、

「ミマ、焼き肉ワタシも行きたい。」
「なんだエリーも肉好きか!?」
「ウン。ビーフダイスキ」
「おう!!連れてってやるぜ焼き肉!!神崎さん焼き肉奢ってぇえ!!」
「なんで私が・・」
「だって未来の家族じゃん!!可愛い妹だろ!?」
「ど・こ・が・よっ…」
「プリティーシスター?」
「おー!!プリティーシスターだぜ!!あはは」
「誰がプリティーだってぇ・・・?」
引きつる神崎をよそにバスに乗り込みながらご機嫌に歌まで歌い出す未茉と、そんなノリは嫌いじゃないエリーも歌い出す。
 
「どこ行ってもうるせぇ・・・。」
「あんなのと付き合いたい男がたくさんいるってマジで神経疑うわ。」
田島と石井はバス中に鳴り響く未茉の大きな歌声にげっそりする・・。

「ほんとよ・・・。」
真後ろからは教育係を任命されている神崎までも先が思いやられてる・・・。