「まっえはらさぁーーん!」
学校へ戻ってきた未茉は、体育館のドアを勢いよく開けてキャプテンの前原を呼ぶと、
「あたし今日からバスケオッケーでたぁぁ!!!」
5対5の途中だというのに、思いっきりコートに入り、前原に抱きつく未茉に
「ちょ…ちょっと!!離れなさいよ!!!」
「えへへへ。嬉しくてぇ」
てへっとお茶目に笑うその姿はいつもよりも更に元気になってるように見えて、前原も心のどこかで安心するも、
「でも今日はまだ5対5は参加させないわよ。」
それを見せないように冷たくあしらう。
「えぇーなんでですかぁ!?」
「いきなりハードに練習するバカどこにいんのよ。」
「うぇーーん!!!」
「あっちいってろバカ」
蹴られてコートから追い出されるも、
「白石さんよかったねぇ!!」
「明日からアンダー18頑張って。」
「みっ未茉様…がが頑張って下さい」
一年のみんなが嬉しそうに駆け寄って激励してくれる。
「白石の奴、復帰よかったな。」
女子の微笑ましい様子を隣のコートから見ていた男バスの橘が嬉しそうに頷く。
「なっ、湊?」
さぞかし喜んでるんだろうなとあえて翔真に振るも、
「…」
無言でシュートを打ち続けてる。
「おーい・・湊・・?」
まるで無反応にあれ?と首をかしげるも、
「あー橘さん今はほっといてやってください・・」
結城がそう促すも、
「なんだよ。喧嘩か?珍しく。明日からしばらく白石いないのに…」



