TIPOFF!! #LOVE WINTER






「いやぁ~しかし、まさか静香も選ばれてたとはな。」
病院を出てコンビニで祝杯のアイスを買い食べながら歩き出すと、
「アホか!!それはこっちの台詞やで!!あんたみたいなポンコツが選ばれたんも奇跡やで。」

「あぁ?!」
晴れ晴れすると、いつものお互いのけなしあいが始まる・・。
「しかし、あの禅父はセクハラ大魔王のくせに、腕だけはいいんだな。治り早かったぜ!」

「あんたはまな板やからオヤジも口だけですんでるかもしれへんけど、うちみたいな豊満なEカップの美人を前にすると、いつもヨダレ垂らして舐め回すように見てくるんやで。うちが綺麗すぎて美人すぎて…」

「静香、今日は練習休みか?」←無視。

「そや。病院でのコンディションチェックあるからいうて前日から学校が休みオッケーしてくれたんや。未茉はこれから学校戻るんか?」

「ああ。部活だけ出て今日は帰って準備もしなきゃなぁ~」
「せやなぁ。合宿一週間に試合二週間で、だいぶ長いで。湊に会えへんやん。浮気されるかもしれへんな!」
にひっと意地悪な顔して聞く静香に、

「おう、アイツはもう過去の男だ。」

「なんやて・・・!?」
もうすでに終わったかのような言い回しぶりに、
「さては…」きらーん。と静香の勘が鋭く光る。
「もしや、ついに健さんに乗り換え……」

「ああ、それも大昔の過去の男の話だな。」
遠い目をしながらアイスをなめ出す未茉に、

「なっ…なんやて!?ついに男共が悪女に嫌気をさす日が来たんやな!?みんなしてよう目が覚めたんやな。悪い夢でも見てたんかもしれへんな。」
なんまいだなんまいだ…と唱えながら静香は嬉しそうに頷く。

「あぁ?!あたしが振ってやったんだよ!?このあたしがな!!」
「日本の夜明けやな…正しいもんが救われるぜよ。」
「おいっ聞け!!この勘違い女が!!」
「なんやてぇ誰が勘違いやねん!!」