「腑抜けな返事しやがって。」
渇を入れてもいつも以上にはきのない翔真にイラつくと、
「いや翔真は頑張ってたよ。マイクさんが想像以上にしつこかったから。」
三上はそれは違うとフォローをするが、
「当たり前だろ!?全国行く奴はそれだけの執着もって挑んでんだよ!お前ら夏の悔しさ忘れたのかよ!」
「…」
「今必死になんねーと、マジで全国なんかいけねぇから!!お前らにかかってるんだからな!」
翔真を戒めるかのようにいつもよりきつめに言うと、
「翔真も分かってるよ。ただ今日は疲れてるだけだって。な?」
昨日から元気のない翔真を察して、再び三上がフォローするも、
「あ?たかが二試合の練習試合だろ?そんなんで疲れて息消沈じゃ話になんねぇよ。」
「おーい…労ってやれよ。彼女になんだろ」
さすがに何かを悟った結城さえもなんとか場を和ますが、
「一緒に全国に行くって約束、したよな?!」
聞いちゃいない未茉は翔真の腕を掴んでもう一度確認する。
「頑張るってお前、あたしに言ったよな?!」
「…うん。言った。」
「おう、じゃ明徳男女でぜってぇ夏の悔しさ晴らして全国に行くからな!!」
強い決意を胸にエースとしてすべきことを未茉が口にすると、
「俺、今バスケに集中できない。」
「…は?」
一同が耳を疑うような台詞を翔真は吐いた。



