TIPOFF!! #LOVE WINTER





「湊、久しぶり。」
「ああ、早乙女。宜しく。」

中学時代からの同世代ライバルで、最近では国体でも顔をよく会わせていた分、少し久しぶりに感じながら挨拶すると、

「白石さんは?」
「なんだよ…どいつもこいつも俺の顔見て・・・」
さすがにイラッとする翔真に、ぷっと早乙女は吹き出し、
「わざとだよ。」
「いい加減諦めた方が楽だぜ?」
さすがに温厚な翔真もライバルの嫌みには嫌みで打ちのめす。

「いつチャンスが来るか分からないしね。」
「期待しない方がいいね。永遠に来ないから。」

「そうかな?まだ誰のものでもないからね。可能性は無限だね。」
ピキ…と思わず地雷を踏まれてイラつく翔真の表情を見て、
「じゃ、対戦楽しみにしてるよ。」
なぜだか分からない勝ち誇った笑みを浮かべられ、

「くっそっ!!全勝してやる…!!」
右も左も敵ばかりで苛々がマックスに到達すると、
「「おぉっ…!!翔真が(珍しく)燃えてる!!」」
明徳メンバーはエースがやる気にみなぎってる姿に嬉しく思う。

「よっ!頼んだぞ!うちのエース!!」
そしてお気楽能天気な自称・斎藤監督も激励すると、
部員達からは冷ややかな視線で返されるのであった・・。